1Password CLI(op コマンド)を使用してAPIキーを管理する方法について説明します。まず、全体的な流れを理解した後、WindowsとUbuntuそれぞれの環境での方法に分けて詳しく見ていきましょう。
大まかな流れ
- 新しいアイテムの作成: APIキーを1Passwordに保存するための新しいアイテムを作成します。
- アイテムの環境変数の登録: 作成したアイテムから環境変数を設定します。
手順
1. 新しいアイテムの作成
1Password CLIを使って新しいアイテムを作成するためのコマンドは以下の通りです。
コマンド構造:
op item create --category <category> --title <title> [--fields <key:value>] ...
例: APIキーのアイテムを作成する場合
op item create --category "API Key" --title "My API Key" --fields "api_key:your_api_key_here"
2. アイテムの環境変数の登録
以下の手順で1Passwordに保存したAPIキーを各環境変数に設定します。
Windows
- 環境変数を設定するにはPowerShellまたはCommand Promptを使用できます。
- コマンド例(PowerShellの場合):
$env:MY_API_KEY = (op read "op://<vault>/<item>/api_key")
説明:
op read "op://<vault>/<item>/api_key"
で1PasswordからAPIキーを取得します。$env:MY_API_KEY
という環境変数にその値を設定します。
Ubuntu
- ターミナルを開いて、以下のコマンドを入力します。
export MY_API_KEY=$(op read "op://<vault>/<item>/api_key")
説明:
$(op read "op://<vault>/<item>/api_key")
で1PasswordからAPIキーを取得し、環境変数MY_API_KEY
に設定します。
注意点
<vault>
と<item>
はそれぞれ、使用しているボールトの名前とアイテム名に置き換えてください。- 環境変数の設定は、現在のターミナルセッションに限られます。また、セッションが終わると消えます。永続的にするためには
~/.bashrc
や~/.bash_profile
に追加する必要があります。
何か特定のことに関して詳しく知りたい事項があれば、お知らせください。また、環境変数のセキュリティも考慮する必要があるので、この点についてもアドバイスを受けることをお勧めします。
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